【徹底比較】インターネットFAXの選び方とおすすめランキング

メールやチャットツールは普及しましたが、業界によってはまだまだ根強く残っているFAX。

個人や小規模な法人だと、

  • わざわざ専用の電話回線や複合機を買うのも費用対効果が合わない
  • また設置していいても、事務所に人がいないことも多くすぐに送受信ができない

などの不便な点も少なくありません。

しかし、FAXがないばっかりに「仕事が受けられない」「急な発注に対応できない」など後悔はしたくはありませんよね

それを解決するためにこの記事では、スマホやパソコンでもメールのように送受信できる「インターネットFAX」を紹介していきます。

インターネットFAXとは?どういう仕組み?

インターネットFAXとは、電話回線ではなくインターネット回線を使ってFAXの送受信をするFAXのことを言います。

IP電話が一般的になった2000年以降に普及してきてきました。海外ではFAX自体の利用が縮小傾向ですが、日本ではFAXの文化が根強く残っており、多くの会社がサービスを提供しています。

インターネットFAXには、インターネット回線を使うという特性上、業界や会社の規模によって、向き不向きがあるので導入の際はよく検討しましょう。

従来のFAXとの違い

インターネットFAXと従来のFAXはどのような違いがあるのでしょうか?重要なのは、従来のFAXを導入するよりインターネットFAXを導入した方がいい場合を理解することです。

インターネットFAXの最大のメリットは、場所にとらわれず外出先でもパソコンやスマートホンで送受信できるという点です。

他にもメリットとしては、

  • FAX本体・紙・インク代などのランニングコストが削減できる
  • デジタルデータとして管理するのが簡単で長期間保存できる
  • 複数人が別の場所で同じ内容のFAXを受け取ることも可能

のような点が挙げられます。

反対にデメリットとしては、

  • メールやアプリでの送受信になるのでパソコンやスマホが使えないと使えない
  • 個別のメールアドレスで受けることになるので、代わりに送受信が難しい

のような点が挙げられます。

インターネットFAXの選び方

そんなインターネットFAXを選ぶときは以下の3つのポイントが、重要です。

  1. 使える電話番号
  2. 受信アドレス数
  3. 価格

1. 使える電話番号

インターネットFAXでは、IP電話の番号である050からはじまる電話番号を使うサービスが多いです。

ただ、いくつかのサービスでは、03などの市外局番からはじまる電話番号を使うことができます。

格安SIMの普及により050からはじまる番号を目にする機会も増えましたが、050番号=迷惑電話?と言うイメージをもたれる方が少なくありません。

ビジネスで使う、ましてFAXで取引が必要なアナログな方の場合だと、信用のためにFAX番号もできるだけ03などの市外局番からはじまる番号を使いたいものです。

2. 受信アドレス数

インターネットFAXは、FAX番号で受けた内容をメールで転送してパソコンやスマホで受信します。

その時に、受信できるアドレスの数が「受信アドレス数」です。

フリーランスなどの個人の場合はあまり関係ないですが、法人の小さな事業所などで使う場合は契約前に確認が必要です。

3. 価格

インターネットFAXの場合、見るべき価格が4つあります。

  1. 初期費用
  2. 月額料金
  3. FAX送信料金
  4. FAX受信料金

1は1度払うだけなので、長期的に使うインターネットFAXの場合、そこまで意識する必要はありません。

気にするべきは、毎月かかる2から4の費用です。

これらを踏まえた上で、使用目的や価格別に比較して本当におすすめのインターベットFAXをランキング形式で紹介していきますので参考にしてください

インターネットFAX|おすすめランキング

1位: 秒速FAX送信 / 秒速FAX Plus

秒速FAX

株式会社Karigoが提供するインターネットFAX「秒速FAX 送信/秒速 FAX Plus」

送信だけであれば初期費用・月額基本料金が無料でお支払いは送った分だけです。

受信も以下の3つのプランが用意されています。

  • 月額料金498円(受信8円/枚、登録受信アドレス数1個)
  • 月額料金798円(受信3円/円、登録受信アドレス数3個)
  • 月額料金980円(受信単価無料、登録受信アドレス数20個)

受信量に合わせて選べるので、個人の方から法人の人まで使いやすいプランとなっています。

使えるFAX電話番号も、

東京(23区)03・埼玉(さいたま市)048・千葉(千葉市)043・神奈川(川崎市)044・神奈川(横浜市)045・愛知(名古屋)052・大阪(大阪市) 06 ・IP 050

の8種類から選べます。またナンバーポータビリティで今使っている番号を引き継ぐことも可能です。

市外局番が使える地域で、月額基本料金を抑えてインターネットFAXを使いたい人に1番おすすめのサービスです!

チェックポイント
  • 月額基本料金が、498円とリーズナブル
  • 03(東京)、06(大阪)、052(名古屋)などの8種類のFAX番号が使える
  • 受信料、登録アドレス数に合わせて用途に合わせたお得なプランがある

秒速FAXの詳細をみる

2位:eFax

eFax

世界で1200万人以上が利用している世界最大級のインターネットFAX「eFax」

送信も受信も150枚まで月額基本料だけで使えます。

使える電話番号も全都道府県57都市の市外局番を含む、世界46カ国、3,500都市の現地のFax番号も使用可能です。

秒速FAXの市外局番の対応外の地域の方や海外拠点もお持ちの法人の方におすすめです!

今なら30日間無料トライアルもあるのでインターネットFAXが気になっている人は試してみてください。

チェックポイント
  • 送・受信ともに、月150枚まで月額基本料金のみで使える
  • 全都道府県57都市の市外局番を含む、世界46カ国、3,500都市の現地のFax番号も使用可能
  • 30日間無料トライアルがある

eFaxの詳細をみる

3位:MOVFAX


MOVFAX

ビジネスFAXソチューションの老舗インターネットFAX「MOVFAX」

信頼性は高く、NTTコミュニケーションズ『BizFAXストレージ&リモートサービス』の2019年7月31日サービス終了に伴い、同番号での移行先として選ばれました。

送信料金は、2018年9月1日より料金値下げを行い、1送信2枚まで8円という業界最安値を更新。

受信料金も、1ヶ月1000枚まで無料と料金については文句なしです。

市外局番は、東京(03)、大阪(06)、神奈川(045)と対応地域は限られます。

対応地域にお住いの方や050番号でも大量のFAXの送受信をされるECなどの業種の人におすすめです!

チェックポイント
  • 送信料金1送信2枚まで8円、受信は月1000枚まで無料と低価格
  • 03(東京)、06(大阪)、045(神奈川)、050の4種類のFAX番号が使える
  • 老舗インターネットFAXサービスで信頼性が高い

MOVFAXの詳細をみる

おすすめベスト3のサービス内容と料金シミュレーション

おすすめインターネットFAXの比較表です。自分の使い方に合わせて、料金のシミュレーションに使ってください。

サービス名 秒速FAX送信 / 秒速FAX Plus eFax MOVFAX
初期費用 1,050円(送信のみは無料) 無料 1,000円
月額基本料金 498円・798円・980円(送信のみは無料) 1,500円 980円・3,980円
送信料金 月5,000枚まで10円/枚

(5,001枚以上は、割引あり)

月150ページまで無料

(151ページからは10円/ページ)

8円/送信
(1送信2枚まで)
受信料金 8円/枚・3円/枚・無料 月150ページまで無料

(151ページからは10円/ページ)

月1,000枚まで無料
(1,001枚以上:8円/枚)
月100枚送信時の月額料金 1,498円(SOHO) 1,500円 1,780円(スタンダード)
月1000枚送信時の月額料金 10,498円(SOHO) 10,000円 8,980円(スタンダード)
月100枚受信時の月額料金 980円(ビジネス) 1,500円 980円(スタンダード)
月1000枚受信時の月額料金 980円(ビジネス) 10,000円 980円(スタンダード)
使える電話番号 東京(23区)03・埼玉(さいたま市)048・千葉(千葉市)043・神奈川(川崎市)044・神奈川(横浜市)045・愛知(名古屋)052・大阪(大阪市) 06 ・IP 050

の8種類

全都道府県57都市の市外局番(※世界46カ国、3,500都市の現地のFax番号も使用可能) 東京(23区)03・神奈川(横浜市)045・大阪(大阪市)06・IP 050の4種類(※050以外は追加料金あり)
登録受信アドレス数 1個・3個・20個 5個 3個

いろいろ見ていくと

と言うのが見えてきます。

自分の業界や使い方に合わせて、最適なサービスを検討してください。

4位以下のインターネットFAXサービス比較

サービス名 初期費用 月額基本料金 送信料金 受信料金 使える電話番号 登録受信アドレス数 備考
Message+ 1,000円(年払いは無料) 950円(年払いは792円) 15円/枚 無料 050 1個
D-FAX 2,500円 無料 無料 020 1個 020番号から受信できな場合がある

送られてくるファイルがTIFF形式

InterFAX 1,500円(送信のみは無料) 送信:1,000円

受信:

1,500円

月250円分無料(22円/枚) 月1000ページ無料(1001ページから10円/枚) 050・0800・0120 20個 0120がオプションで使える
KDDI ペーパーレスFAXサービス 1,000円 950円 一律15円/枚 一律0円 050 1個 申し込みできるのは法人のみ
fax050jp 無料 500円 (送信のみは無料) 25ポイント/枚 20ポイント/枚 050 1個 1ポイント=1円のデポジット制
モバイルFAX 無料 無料(14日以上未受信で解約。年3,600円で契約可) 月5ページまで無料(6ページ以上は50円/2枚まで) 無料(別途、データ通信量はかかります) 020 1個 スマホ・ガラケーからのみ送受信可能
どこでもMyFAX 1,500円 1,800円 10円/枚 1000枚まで無料(1001枚目から5円/枚) 050・03・0120 3個 法人契約のみ

0120は、フリーコールプランにみ

FleaFAX 1,480円 980円 16円/3分 無料 050(03は新規受付停止中) 1個

よくあるご質問:Q&A

無料で使えるインターネットFAXはないの?

単発で使える無料のインターネットFAXはいくつかあります。

ただどれも

  • 海外サービスで日本語非対応
  • 送られるFAXに広告がつく

とビジネス用途には向きません。プライベートなやりとりで無料で送受信したいなど使用シーンは限られます。

無料インターネットFAXの一例

今使っている番号をそのまま使えないの?

インターネットFAXでもナンバーポータビリティに対応しているサービスもあります。

秒速FAX 送信/秒速FAX Plus」もその一つ。

ただ、ナンバーポータビリティに対応していない番号の場合もあるので、申し込む前に一度問い合わせて確認してみることをおすすめします。

実際に、eFax・秒速FAX 送信/秒速FAX 送信 Plus を使ってみた!

2016年に開業当時、インターネットFAXを比較検討した結果、「eFax」をつい最近まで契約していました。

開業当初は使っていなかったのですが、仕事の関係で突然必要になったので、ネット申し込みをしたのですが、即日作ることができ、また名古屋の市外局番である052番号を使えて助かりました。

そこまで送受信数はないものの、メールと同じ感覚で対応できるのは便利でした。

しかし、この記事をまとめるにあたって、改めてインターネットFAXを調べ直したところ

  • 使う月に10枚程度の送受信(あとはほとんど0)
  • 052(名古屋)の市外局番が使える

と言う条件だと、「秒速FAX 送信/秒速FAX Plus」の方が安く上がることが分かり、乗り換えました。

  • 取引先へのFAX番号変更の連絡
  • 名刺などのFAX番号の変更

などの手間はあったものの、使い勝手もそれほど変わらず、固定費が削減できて満足しています。

まとめ:最強のインターネットFAXはこの3つ!

今の時代FAXを使うシーンは限られますが、ただどうしてもFAXじゃないといけないと言う場面も少なからずあります。

そういった場面で機会損失しないためにも、インターネットFAXの導入を検討してみてくださいね。

以上、インターネットFAXのおすすめランキングのご紹介でした!