画像引用元:Oculus公式ページ
ついに、Oculusから6DoFのトラッキングが搭載された一体型VRヘッドセットが発表されました!
2018年9月26日、Oculusは、6DoFのトラッキングかつケーブルレスなハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」をアメリカ・サンノゼで開催中のイベント「Oculus Connect 5」の基調講演にて発表した。
この記事では、Oculus Questの気になる発売日や価格、すでに発売されているOclus GoやOculus Riftとの違いをまとめて紹介します。
目次
ハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表
まずは紹介動画を2本どうぞ。
発表されたのは、6DoFのトラッキングかつケーブルレスなハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」。
6DoFトラッキングが搭載された一体型VRヘッドセット
Oculuは、これまでにもPCやスマホを使わずに単体で動作するのは発売中の「Oculus Go」、ハイエンドPCとセットで使うことで6DoFのトラッキングが可能な「Oculus Rift」というVRヘッドセットを販売いしています。
今回の「Oculus Quest」は、ケーブルレスの一体型VRヘッドセットでありながら、6DoFのトラッキングが可能な「Oculus Go」と「 Oculus Rift」の良いとこどりの商品です。
上の動画に出てくる付属の専用コントローラーを使えば手の動きのトラッキングも可能で、VR空間内で対象に近づき手で掴むなどの動いが可能になります。
Oculus QuestとOculus Go/Oculus Riftとの比較表
Oculus Quest | Oculus Go | Oculus Rift | |
解像度 | 3200(1600×2)×1440 | 2560(1280×2)×1440
5.5インチWQHD液晶パネル、538ppi |
2160(1080×2)×1200
有機EL |
トラッキング | 6DoF | 3DoF | 6DoF |
他の機器の要/不要 | 不要 | 不要 | ハイスペックPC |
コントローラー | 付属コントローラー
(ハンドトラッキング可能) |
付属コントローラー
(ハンドトラッキング不可) |
Oculus Touch
(ハンドトラッキング可能) |
価格 | 64GB 399ドル | 32GB 23,800円
64GB 29,800円 |
50,000円 |
先に紹介した特徴以外だと、解像度もOculus GoやOculusRiftより高くより、リアリティのあるVR空間を体感できます。
3DoFと6DoFの違いは?
下のTwitterの説明が分かりやすいのですが、「Oculus Go」などで採用されている3DoFのトラッキングの場合、視界は360度見えますが、自分がその空間の中心なのは変わらないので、VR空間内での物や人との距離感はあくまで一定です。
それが今回発表された「Oculus Quest」や「Oculus Rift」などで採用されている6DoFのトラッキングの場合、視界が360度見えるのは同じですが、空間内での物や人との距離感も変えられ、近づいたり、離れたりする事ができます。
いらすとやがVR関連イラスト連発してるけど、これ超分かりやすいな
左がOculus RiftやViveやPSVR
右がOculus GoやスマホVR
実際の体感の違いだと、眼の前に可愛い女の子がいるとして6DoFなら顔や体をグイッと近づけると、本当に近づける
3DoFだと近づいた距離だけそのまま逃げていく pic.twitter.com/CMuVQQ5L95— bironist (@bironist) May 24, 2018
これにより、360度のVR空間に入るだけでなく、VR空間内のキャラクターに近づけるようになり、コンテンツの幅が広がります。
【▼VRヘッドセット・ゴーグルの違いについてはこちらの記事をどうぞ】
同時発売のアプリも50本以上を予定
また、同時発売のアプリとしてスター・ウォーズの新作「Vader Immortal エピソード1」や「Robo Recall」など50本以上のソフトウェアを予定しているとのことです。
Oculus Questの発売日・価格
気になるOculus Questの発売日は、詳細は決まっていないものの2019年春に予定されています。
価格は、64GBモデルが399ドル(約45,000円)です。
これは、6DoFのトラッキングを体感できるハイエンドVRは、本体が5万円前後、動作させるのに必要なハイスペックPCが15万円程度〜かかっていたことを思うと「Oculus Quest」も「Oculus Go」に続いてヒットの予感がします。
ネットの声
Oculus Questのコントローラ #OC5JP pic.twitter.com/mPYvfJcdix
— GOROman #OC5 (@GOROman) September 26, 2018
#OC5JP Oculus Quest pic.twitter.com/xF5T2uUAd4
— GOROman #OC5 (@GOROman) September 26, 2018
Questやった。IPD調整付き、眼鏡はRiftよりは入れやすいがギリギリな感じはある、Goほど余裕じゃない。1ポンド以下とのことでかなり軽い。テニスで対戦やったけど、初めてVRでジャンプしても違和感なかった程度にはいい感じ。これ399ドルか..w pic.twitter.com/slNmsyhRMk
— すんくぼ (@tyranusII) September 26, 2018
Oculus Quest のテニスデモ #OC5 pic.twitter.com/SDOmtAw2Ij
— 新清士@よむネコ (@kiyoshi_shin) September 26, 2018
#OculusQuest のコントローラー!
コントローラーは安定して置けるのと、手を突き出した時に先にデバイスがぶつかるから、壁殴っても手を痛めず済みそうだけど、riftの「手を離しても手に引っかかってる」っていうのが、長時間VRする時には楽だったから、うううん…
#OC5 pic.twitter.com/eDbPU9rDUF— はいえろ (@omeme_1231) September 26, 2018
#OC5JP @ntheweird 氏 https://t.co/SKBKZrAVun
— GOROman #OC5 (@GOROman) September 26, 2018
激しい#OC5JP pic.twitter.com/LGTm6gdYCC
— GOROman #OC5 (@GOROman) September 26, 2018
#OculusQuest のHMD!
コードレスで充電式
軽い(1ポンド≒450g以下)
安定感ある
本体は黒で、カバーを付けられる
カメラが付いてて輪郭シースルー(外側の景色が、白い画面に輪郭が黒く表示される)が使える
HMDでコントローラーの位置を取ってるのでセンサーいらず!
めちゃくちゃ動ける!!!
#OC5 pic.twitter.com/r9DYsCYhg9— はいえろ (@omeme_1231) September 27, 2018
Oculus Questのカメラが環境をトラッキングするイメージ #OC5 pic.twitter.com/jLUMeRuQDw
— Wildman #OC5 (@yasei_no_otoko) September 26, 2018
ようやく初のOculus Quest体験終了!テニス体験しましたが、いやーこれは素晴らしい。トラッキング精度も全く申し分なく体験の質はムチャクチャ高い。
若干HMDの重さやバランスの悪さは感じつつもそれを大きく補う体験の良さでした。早くほしい。 pic.twitter.com/g4P5oJjngO— わたる@Synamon (@watarun111) September 27, 2018
Oculus QuestでDead and Buried ARENA。3対3にわかれて対戦。
プレイしてる様子をiPadでキャストしてる。SDKでできるようになるなんて素敵〜#OC5 pic.twitter.com/47KymM2m75— やさお@OC5(9/25-29) (@Vrnonpro) September 26, 2018
Oculus Quest体験した!!!
テニスの対戦モノだけど、ケーブル無し、ハンドトラッキングも全く問題なしで、本当に素晴らしかった!!!
スタンドアロンが間違いなくこれからのスタンダードになるんだろうなあと。
ただ一つの後悔は、全力でやり過ぎてロシア美女に完全勝利してしまったことだ…#OC5 pic.twitter.com/uleD2mWhdB— ばやしこ@9/25〜30 OC5 in San Jose (@bayashiko_r) September 27, 2018
ケーブルレスで、ここまで動けるとなると期待が高まります!
まとめ
この記事では、Oculus Questの発売日や価格、スペックとOculus Go・ Oculus Riftとのスペック比較をしていきました。
ついに一体型VRヘッドセットでも6DoFトラッキングができるようになったかぁとワクワク感が止まりません。
これからの動向も目が離せません!
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