最近、注目を集めている360度画像・動画ですが、
360度撮影を自分でやるようになると、どうしても気になる事が出てきます。
それが、「自分(撮影者)が写り込むこと」
記念写真には自分が写り込むのもありなのですが、
例えば、
- 不動産・ホテルの内装写真
- VRアプリの環境画像
のような360画像を撮る場合には、なるべく撮影者が写り込まないのが望ましいです。
そこで今回はRICOH THETAシリーズ専用のモノポッドスタンド「RICOH THETA スタンド TM-1」をリコージャパン株式会社様から借りる事ができたので、使い勝手や人や他の三脚で撮影した場合の360度画像への写り込みの違いを紹介していきます
目次
「RICOH THETA スタンド TM-1」の概要
RICOHT THETAシリーズで撮影することに最適化したモノポッドスタンドの「RICOH THETA スタンド TM-1」
360度撮影の際に、写り込みが最小限になるように設計されています
三脚としての機能もちゃんと抑えられており、雲泥はクイックシュー仕様、全高は150cmまで無段階で調整可能です
収納時は53.5cmとコンパクトなので、持ち運びも便利で野外撮影にも便利な商品です
RICOH THETA スタンド TM-1を公式サイトで探す
スペックについて
全高 | 1,500mm |
---|---|
縮長 | 535mm |
重さ | 650g |
RICOH THETA取付方式 | クイックシュー |
付属品について
- クイックシュー(2個)
- キャリングケース
ちなみにキャリングケースは、こんな感じです。
シンプルで、肩掛けも太めなので使い勝手が良さそうです。
外観・機能について
脚
こんな感じで折りたたまれていて、開くだけで完了です。
THETA Vが軽いので、これでも結構安定します。
クイックシュー
一般的な三脚ネジ付きのクイックシュー。水準器も付いてて過不足なく機能はあります。
長さの調整
長さの調整もトップの根元のボタンを押しながら、無段階で調整可能です。
動きもスムーズで好きな高さに出来るのはいいですね。
【実例あり】360度画像への写り込み比較(RICOH THETA スタンド TM-1/カメラ用三脚/手持ち)
では実際に、360度画像を取った時にどの程度の写りこみがあるのかを比較してみようと思います。
今回比較するのは、
- 手持ち
- カメラ用三脚
- RICOH THETA スタンド TM-1
の3パターンです。
撮影機材は、手元にあるTHETA Vを使っていきます。
【▼THETA Vについてのレビューはこちらの記事をどうぞ】
では実際に、同じところで撮影した360度画像をどうぞ。
1. 【手持ちの場合】360度画像への撮影者の写り込み具合
まずは、自分で手に持って撮影した画像です。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
THETA Vを持った手を上に伸ばして、撮影しましたが予想通り、結構写り込みますね。
記念写真の場合であれば、周りの様子+自撮りが同時にできるので面白いんですけど、不動産やホテルの内装を見せる画像としてはちょっと残念な感じですね。
2. 【カメラ用三脚の場合】360度画像への撮影者の写り込み具合
続いて、普段からカメラ用三脚として愛用している「Fotopro C-4i」です。
Fotopro 三脚 C-4i PLUS T 4段 中型 自由雲台 アルミ製 チタン 79746
THETAシリーズは、一般的な三脚規格のネジ穴が空いているので、こういった普通の三脚やゴリラポッドなんかも使えます。
今回は、脚を全部伸ばして120cmぐらいの高さで撮影してみました。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
こちらが撮影した360度画像です。さっきの手持ちの場合に比べれば写り込みは少ないですが、高い位置での撮影すると脚を伸ばすので結構写り込みます。
3. 【RICOH THETA スタンド TM-1の場合】360画像への撮影者の写り込み具合
それでは、RICOH THETA スタンド TM-1で撮影したが360度画像も見てみましょう。
こちらは、MAXで伸ばして150cmにして撮影しました。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
三脚で撮影した場合に比べても写り込みが少ないですね。モノポッドスタンドの本領発揮という感じです。
THETAシリーズには便利な専用アクセサリが豊富
RICOH THETAシリーズは、今回紹介したスタンド以外にも、オプションが充実しています。
その中でもおすすめを2つ紹介します。
1. 水中ハウジングケース
RICOH THETA Vは、本体のみでは防水機能はないですが、専用の水中ハウジングケースがあります。
防水性能は、水深30mまでの大丈夫なIPX8(JIS保護等級8級相当)です。
ケースに入れたままでも
- 電源ON/OFF
- 静止画/動画の撮影モード切り替え
- レリーズボタンの操作
が可能ですし、ケースにも三脚ネジ穴が付いているので他のアクセサリとの併用も可能です。
ちなみにこんな映像が撮れます。
Okinawa-4 (Using Underwater Housing TW-1) Kiyotaka Kitajima – Spherical Image – RICOH THETA
25 – Dolphin Project – Spherical Image – RICOH THETA
Okinawa-1 (Using Underwater Housing TW-1) Kiyotaka Kitajima – Spherical Image – RICOH THETA
水中だと普通のカメラだと狙って撮るの難しいですが、360度カメラなら全部残せる上にVRゴーグルであとからその時の臨場感を体感できるのでるので、水中撮影でも大活躍です。
2. 3Dマイクロフォン
音声性能が優れているRICOH THETA Vですが、アクセサリーの3Dマイクロフォンはさらに優秀です。
スピーカーやヘッドホンでも有名なオーディオテクニカ社が開発し、マイクも口径約10mmという大きめのものが採用されています。
そのおかげで、中低域の音の厚みが出るので、楽器演奏の撮影でも使えます。
公式サイトにある3Dマイクロフォンを使った場合のサンプルがこちらです。
ライブとかで撮るとアーティストと客席を同時に取りながら音源も録れて面白そうですね。
まとめ
この記事では、RICOH THETA スタンド TM-1について紹介しました。
不動産の物件やホテルの撮影やネイチャーフォトで自分が写り込みたくない人にはオススメです。