普段、カメラの撮影モードって、何を使ってますか?
「よく分からないからオートモード」では、もったいないですよ!
最近のカメラは高性能なので、オートモードでも綺麗な写真を撮ってくれます。ただ、P、M、S、Aモードの違いがわかるようになると、もっと自分の撮りたい写真が撮れるようになります。
ということで、今回から2回に分けて、撮りたい写真に合わせた撮影モード(P、M、S、A)について解説していきます。
1回目の今回は、【理論編】として、撮影モードの理解に必須の知識、「絞り」と「シャッタースピード」を解説していきます。
「絞り」と「シャッタースピード」って何?
まず、カメラの構造を説明します。
カメラは、「ものから飛んでくる光をレンズで集めて、センサーで記録する機械」です。
下の図のようなイメージです。
センサーにどのくらいの光の量を当てるかによって、写真の写り方が変わります。
光をたくさん当てると、明るくて白っぽい写真になります。逆に少ないと暗くて黒っぽい写真になります。
この光の量を調整するのが、「絞り」と「シャッタースピード」です。
「絞り」=「光の入る量」、「シャッタースピード」=「光を入れる時間」
「絞り」は、「レンズに入る光」の量を表します。
絞りは、f値とも呼ばれ、レンズや画面に書いてある、f1.4とかf5.6という数字が、それにあたります。
このf値が、大きいほど光を取り入れる穴(絞り)が小さくなり、光の入る量が少なくなります。
反対に、f値が小さいほど光を取り入れる穴(絞り)が大きくなり、光の入る量が多くなります。
続いて、「シャッタースピード」についてです。
「シャッタースピード」は、カメラ上部のダイヤルや画面に表される1/30や1/2000という数字がそれにあたります。
「シャッタースピード」=「シャッターが空いている時間」=「光の取り込んでいる時間」を表しています。
シャッタースピードが遅いほど、光が入る量が多くなり、早いほど、少なくなります。
基本的には以上になりますが、実際には、外の明るさにも影響を受けます。昼間の外は、光が多く、夜の室内は、光が少ないです。なので、夜の室内の方が、たくさん光を取り込むために、絞りとシャッタースピードの調整が必要です。
以上が、絞りとシャッタースピードについての説明です。分かっていただけましたか?
まとめ
以上、絞りとシャッタースピードについて説明してきました。今は、よく分からなくても実際に写真を撮っていくうちに、理解が深まっていけばと思います。
また、「絞り」と「シャッタースピード」は、奥が深く、写真の明るさをと調整するだけでなく、撮れる写真の幅を広げます。
その詳細については、【実践編】で、撮影モード(P、M、S、A)の違いと合わせて説明します。
それでは、良い写真ライフを!
ちなみに、知識も大事ですがまず撮る習慣を身につけるのが大事です。それについて詳しくはこちらの記事で書いています。