GR IIからおよそ3年半ぶりとなる、待望の後継機「GR Ⅲ」がついに!
2018年9月25日、株式会社リコー、リコーイメージング株式会社は、高画質とスナップシューティングに最適な小型軽量ボディを両立した、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの最新モデルとなる「RICOH GR III」の開発を進目ていることを発表。
9月26日から9月29日まで、ドイツ・ケルンにて開催される世界最大規模の写真・イメージングの総合見本市「フォトキナ2018」に参考出品することが発表されました。
この記事では、気になる発売日、GR/GR Ⅱとの違いなどを紹介していきます。
GR Ⅲの注目のスペック
GR Ⅲの気になるスペックを紹介していきます。
より寄れる新規レンズ
レンズはGRシリーズ定番の35mm判換算28mm相当となる18.3mm F2.8(〜F16)。明るさはGR Ⅱと同等ですね。
しかし、レンズ自体は新規レンズです。
レンズ構成は非球面2枚を含む4群6枚(GR IIは非球面2枚を含む5群7枚)。
撮影範囲は標準でレンズ前約10cm〜無限遠、マクロモード時は約6cm〜12cmと標準、マクロ共にGR Ⅱより寄れるレンズになっています。
APS-C約2,424万画素
イメージセンサーは有効約2,424万画素です。
これは、GR Ⅱの1,620万画素に比べさらに、高画質化しています。
手ブレ補正「SR」搭載
そして、GR Ⅲ最大の注目点が、センサーシフト式の手ブレ補正機構「SR」の搭載です。
従来のAPS-Cセンサーを搭載するGRにはなかった機能でした。
またSR機構を活かし、PENTAX一眼レフカメラに搭載されているモアレ低減機能「ローパスセレクター」も搭載しています。
「ローパスセレクター」が搭載されると言うことは、イメージセンサーは光学ローパスフィルターレスであることが予想されます。
ゴミ取り機能「DR II」も装備されており、一眼レフのスペックにさらに近づいた印象です。
GR/GR Ⅱとの比較
前モデルに当たるGR/GR Ⅱと比較してみました。
GR | GR II | GR III | |
---|---|---|---|
センサーサイズ | 23.7mm×15.7mm、CMOS | 23.7mm×15.7mm、CMOS | 23.5mm×15.6mm、CMOS |
有効画素数 | 約1620万画素 | 約1620万画素 | 約2424万画素 |
焦点距離 | 18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、F2.8~F16 | 18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、F2.8~F16 | 18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、F2.8~F16 |
撮影距離範囲(レンズ先端から) | 標準:約0.3m~∞、マクロ撮影時:約0.1m~∞ | 標準:約0.3m~∞、マクロ撮影時:約0.1m~∞ | 標準:約0.1m~∞、マクロモード:約0.06m~0.12m |
手ブレ補正 | 撮像素子シフト方式 (Shake Reduction、3軸補正) | ||
オートフォーカス | 像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド方式 | ||
画像モニター | 3.0型 透過型液晶、約123万ドット | 3.0型 透過型液晶、約123万ドット | 3.0型TFTカラーLCD(アスペクト比3:2)、約103.7万ドット |
本体サイズ | 約117.0(幅)×61.0(高)×34.7(厚)mm(操作部材、突起部を除く) | 約117.0(幅)×62.8(高)×34.7(厚)mm(操作部材、突起部を除く) | 約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く) |
本体重量 | 約215g(電池、SDメモリーカード含まず) | 約221g(電池、SDメモリーカード含まず) | 約227g(本体のみ) |
先に紹介した特徴以外の注目点としては、GR Ⅱより一回り小さくなったボディです。
高機能になり、さらに小さくなったGR。スナップシューターに最適な一台に仕上がってきました。
GR Ⅲの発売日・価格
注目の発売日ですが、2019年春発売予定とのこと。
詳細な発売日が発表され次第、おって情報を追記していきます。
価格については、未定です。
GRⅡの発売当初は、9万円弱したのでそれぐらいの価格になることが予想されます。
【▼現在のGRⅡの価格を確認する】
まとめ
この記事では、GRⅢの主要スペックや発売日・価格について紹介してきました。
フォトキナ2018で参考出品されるようなので、これからも動向が目を離せません。
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