この記事では、カメラ初心者がまず覚えたい撮影の基本について紹介していきます。
目次
「良い写真」って何だろう?
突然ですが、質問です。「良い写真」ってなんだと思いますか?あなたも考えて見てください。
「写っているものが、生き生きとしている写真」「決定的瞬間が撮れている写真」「見る人の心を打つ写真」… etc
どれも、正解だと思います。答えは、人の数だけ無限にあります。
ただ、ドラマチックな写真 やインパクトのある写真だけが、「良い写真」でしょうか?普段の何気ない写真や記念写真の中にも「良い写真」は、たくさんあります。
「良い写真」と「良くない写真」の違い
では、逆に、「良くない写真」とは、どんな写真でしょうか?
「撮ったものが、傾いて写っている写真」「ピントが合っていない/ブレている写真」「何を撮っているか分からない写真」 … etc
こういう写真は、撮ってもすぐ消してしまいますよね。
つまり、「良い写真」とは、「基本ができている写真」が大切になります。
良い写真が撮れる!撮影の3つの基本
それでは、サンプルを見ながら、撮影の基本を学んでいきましょう。
基本その1:水平が保たれている。
まず、下の建物の写真を見てください。
写っている建物が傾いてしまっていますね。写真が不安定になり、何が写っているかより、傾いていることが気になってしまいます。
続いて、2枚目の写真を見てください。
水平がちゃんと保たれているだけで、安定感が増して、見やすい写真になりました。
ちょっと気にするだけですが、水平を意識するとしないでは大きな差があるのが、分かっていただけたでしょうか?
基本その2:ピントが合っている。ブレていない。
次は、花の写真で学んでいきましょう。
まずは1枚目を見てください。
花を撮ったつもりが、石にピントが合ってしまっている。結構、こういう失敗ありますよね。
次に、2枚目です。
狙った被写体である花にピントが合っている方が、「良い写真」ですね。
これも、撮る時に「ちゃんとピントが合ってるか」に注意するだけで、失敗を防げます。
基本その3:撮りたいものを明確にする。
「自分で見返しても、何を撮ったのかよく分からない。」そんな写真は、もう見返さないですよね。そうならないために大切なのが、「撮りたいものを明確にする」こと。
それでは、下の2枚の写真を比較してみてください。
1枚目も全体の様子を撮った写真としては、悪くない写真ですが、2枚目の方が「リビングを魅力的に見せるために、光がたくさん入っている雰囲気を撮りたい」という意図がよく分かります。
どちらが「良い写真」とは、一概には言えませんが、「何を撮るかを明確にする」ことで、分かりやすい写真になります。
写真はシャッターさえ押せば、目の前のものが全て写ります。なので、「撮りたいものが撮れていない」よりは、「いろいろなものが写り込みすぎてて、何を撮ったか分からない」ことの方が多いはずです。
「何を撮るかを明確にする」ことも、撮る時にちょっと考えるだけでできるので、是非、やってみてください。
まとめ | まずは撮る習慣をつける方が大事
以上、撮影する時に抑えておきたい3つの基本を紹介してきました。
とは言え、難しく考えすぎて、「シャッターを切れない」となるともったいないので、まずは、ともかく撮ってみることをオススメします。
それについては、こちらの記事で詳しく書いています。
撮ることに慣れたら、1つずつでも意識していくようにすると、良い写真が増えていきますよ。
プロカメラマンもこの3つを抑えた上で、魅力的な表現を磨いています。
それでは、良い写真ライフを!