【確定申告】マイナンバーカードなしでe-Tax(電子申告)を利用する方法【2019年度】

マイナンバーカードなしでもe-TAX(電子申告)を利用して確定申告ができるようになります!

今までe-TAXを利用した確定申告はマイナンバーカードが必要でした。ただ発行に時間がかかるし、読み取りにカードリーダーが必要など面倒な印象がありました。

しかし、2019年1月からマイナンバーカードなしでもe-TAXを利用して確定申告できるようになります!

マイナンバーカードの代わりにIDとパスワードを発行して、それがあれば自宅でPCやスマホで確定申告できるようになります。

そこでこの記事では、マイナンバーカードなしでe-TAXを利用するために必要な手続き、マイナンバーカードを使う場合との違い(メリット・デメリット)について紹介していきます。

そもそもe-Tax(電子申告)を利用する必要あるの?

僕も2016年から自営業をしているので、過去に2回確定申告をしていますが、いずれも郵送していました。

現地に行って申告する場合と比べて、

  • 細かいチェックがしてもらえない
  • 不備があった場合に戻ってくる

などのデメリットはあるものの、確定申告時期の混雑した税務署に行かなくていいので満足していました。

e-Tax(電子申告)と比べても

  • 印刷・郵送する手間がある

はあるものの別にこのまま郵送続ければいいかなと思っていました。あるニュースを聞くまでは。

2020年からe-Taxを利用しないと青色申告の控除額が10万円減額

そのあるニュースが、これです。

政府・与党は2020年1月から、自営業者や個人事業主が紙ではなく電子申告を利用した場合に、控除の金額を10万円増やすと決めた。会社員にとっての給与所得控除にあたる「青色申告特別控除」を対象にする。電子申告のほか、法律にもとづいて税務上の書類を電子保存していれば、10万円上乗せする。

引用元:2017/12/12付 日本経済新聞 夕刊

このニュースは一見すると、電子申告すると10万円上乗せに見えるのですが実態は、

青色申告特別控除は自営業者らが利用できる控除の仕組みで、控除額はいまは最大65万円だ。会社員向けの給与所得控除の額にあわせており、今回の一連の所得税改革に伴い、給与所得控除は10万円引き下げる。青色申告特別控除の控除額も55万円に減る。

引用元:2017/12/12付 日本経済新聞 夕刊

実は、合わせて青色申告特別控除の控除額を減額しているので、

  • e-Tax(電子申告)しない場合:控除額55万円【今までより10万円ダウン
  • e-Tax(電子申告)する場合:控除額65万円(55万円+10万円の上乗せ)【今まで同じ

と今までの申告方法では、控除額が減額になってしまします。

花井
折角、青色申告するなら、電子申告しなくちゃ損じゃん!

2019年1月からe-Tax(電子申告)が簡便化

2019年1月からe-Tax(電子申告)が簡易化します。

改正されるのは、以下の2点です。

  1. マイナンバーカード方式の手順を省略
  2. ID・パスワード方式の追加

一つずつ見ていきましょう。

1. マイナンバーカード方式の手順を省略

従来のマイナンバーカードを利用する方式も簡単になりました。

マイナンバーカード方式の手続き

今まで、e-Tax(電子申告)を利用する場合は、

  1. マイナンバーカードを取得
  2. 電子申告の開始届出書を提出
  3. 電子申告に必要となる利用者識別番号を取得(パスワード管理が必要)
  4. 申告書の作成・送信

と言う手順が必要でした。

しかし、2019年1月からは、

  1. マイナンバーカードを取得
  2. 電子申告の開始届出書を提出【省略】
  3. 電子申告に必要となる利用者識別番号を取得(パスワード管理が必要)【省略】
  4. 申告書の作成・送信

と2と3の手順がいらなくなりました。

これでマイナンバーカードさえあれば自宅で完結できるようになりました。

ただマイナンバーは申請してからカード取得まで、2〜3ヶ月程度かかる場合もあるので、確定申告に間に合うように前もって申請しておきましょう。

マイナンバーカード方式に必要なもの

マイナンバーカード方式の手続きに必要なものは、

  • マイナンバーカード
  • カードリーダー

です。カードリーダーは、電子マネーの残高照会なんかもできたりします。価格は1,000円前後からあります。

2. ID・パスワード方式の追加

こちらが追加されたマイナンバーカードなしでもe-Tax(電子申告)を利用する方法になります。

ID・パスワード方式の手続き

ID・パスワード方式の手続きは、以下の通りです。

  1. 役所へ行って職員と対面で本人確認の上、IDとパスワードを受領する
  2. 申告書の作成・送信

こちらは、一度税務署に行かないといけない手間はあるものの、IDとパスワードだけで家からPCやスマホでe-Tax(電子申告)を利用して確定申告できるようになります。

ID・パスワードの発行手続きに必要なもの

ID・パスワードを発行してもらうために税務署にもっていくのは、

  • 顔写真付きの本人確認書類(ex.運転免許証)

のみです。

特に、開業届や前年度の確定申告書や判子なども不要なので簡単です。

結局どっちの方式がいいの?

2つの方式がありますが、結局どちらの方式が良いのでしょうか?

ID・パスワード方式は、マイナンバーカードの普及率が11.5%(平成30年7月1月時点)と低いのを受けて追加された暫定の方式です。なので、今後いつなくなるか不透明な状態です。

そのため、マイナンバーカード方式の方がおすすめです。

ただ、マイナンバーは発行には2〜3ヶ月の時間がかかり、今後確定申告に向けて申し込みが殺到して遅延する可能性もあります。

なので、これからの時期はマイナンバーの発行の申請をしつつ、今年度はID・パスワード方式でいくためにID・パスワードを発行してもらうのがいいのかなと思います。

【実録】税務署にe-Tax(電子申告)用ID・パスワードを発行に行ってきた!

実際に、最寄りの税務署に行って、e-Tax(電子申告)用のID・パスワードを発行してきました。

職員さんに付き添ってもらって、

  • 本人確認書類の確認
  • パソコンに必要情報、パスワードを入力

をして無事発行してもらいました。かかった時間は待ち時間も合わせて1時間弱と言う感じでした。

【税務署職員さんを直撃】気になるところを質問してみた

ID・パスワードの発行の手続き中に、いくつか気になったところについても税務署職員さんに質問していきました。

Q. ID・パスワードを発行してに来る人は1日にどれぐらい?

A.1日1〜2

確定申告シーズンに殺到するんじゃないですか?と聞くと苦笑いされてました。

Q. 来年度(2019年度)以降も同じID・パスワードでいいの?

A. OK。ただ、制度自体が暫定なので、変更になった場合は使えない可能性もあり。

2017年1月から確定申告の納税はクレジットカード払い可能に

税務署職員さんとの雑談の中で、耳寄りな情報を教えてもらいました。

2017年1月より確定申告の時の納税はクレジットカード払いも可能になったようです。

これは、クレジットカード次第では、ポイントが還元されると言うことです。

どうせ払わないといけない税金なので、折角ならポイントもらえるクレジットカード払いも検討してみてください。

ちなみに、クレジットカードによって納税はポイント対象外になっている場合もあるのでご注意ください。僕の使っている楽天カードは、納税でもポイントがつくみたいです。

まとめ

この記事では、2019年1月から簡略化されるe-Tax(電子申告)を利用して確定申告をする方法を紹介しました。

マイナンバーカードとID・パスワードのいずれも、早めに発行しておくとあとで焦らなくてすむかなと感じました。