この記事では、RICOH THETA Vの機能を拡張できる「プラグイン」について紹介します。
RICOH THETA Vを使っていて、
THETA Vに、セルフタイマー機能があったら、こういう時にも使えるのに!
など、歯痒い思いをしたことがある人は多いのでは?
その悩みを解決できるのが、THETA Vの拡張機能である「プラグイン機能」です。自分でも作れますが、公式プラグインストアからかんたんに機能を追加できます。
この「プラグイン機能」を使えば、RICOH THETA V単体ではできなかった撮影方法もできるので、あなたの表現の幅が広がりより360度カメラを楽しめます。
THETA Vについてのレビュー記事はこちら。
目次
THETA V プラグイン機能とは
THETA Vは、RICOH THETAシリーズの上位モデルとして発売されました。
基本スペックは4K動画に対応するなど高性能なのですが、機能はいたってシンプルです。
ただTHETA VはAndroidベースのソフトウェアを搭載しており、ユーザが好みに合わせてスマホにアプリを入れるのと同様に、「プラグイン」を追加して機能を拡張できます。これをプラグイン機能といいます。
THETA V プラグインは公式ストアで公開
プラグインは、公式ストア「RICOH THETA PLUG-IN STORE」で公開されています。
プラグインには、
- RICOH Plug-ins(リコーが開発した公式プラグイン)
- Partner Plug-ins(パートナー(企業・個人)が開発したプラグイン
の2種類があります。
リコーのサイトでは、自分でもプラグイン開発できるようにツール(SDK、API、ドキュメントなど)を公開ています。
また、開発したプラグインはストアで公開もできます。ただ公開には品質チェックがあり、そのとき「パートナー」への登録が必要です。
それをクリアできたプラグインが「Partner Plug-ins」なので、リコーが開発したプラグイン同様、安心して使えます。
THETA V プラグインのインストール方法
THETA V プラグインのインストール方法は簡単です。
- PC用アプリ「RICOH THETA」をパソコンにインストールします。ダウンロードはこちら
- THETA VをパソコンにUSBケーブルで接続する
- RICOH THETA PlUG-IN STOREにアクセスし、使いたいプラグインの「インストール」ボタンをクリックします。
- 自動でPC用アプリ「RICOH THETA」が起動するので、画面の説明に従ってプラグインをインストールします。
PC用アプリ「RICOH THETA」が誘導してくれるので、ほとんど迷うことなく導入できます。
あえて注意点をあげるとすれば、作業中にTHETA Vをパソコンから抜いてしまうと故障の原因になるので注意してください。
THETA V プラグイン | ストアでダウンロードできるおすすめプラグイン3選
RICOH THETA PlUG-IN STOREは、2018年7月オープンして以来、随時プラグインが追加されており徐々に充実してきております。
今あるラインナップの中から「これ、便利!」というおすすめプラグインを3つ紹介します。
1. THETA V プラグイン | Self-timer Locked
Self-timer Lockedは、静止画・動画をセルフタイマーモードで撮影できるようにするプラグインです。
360度カメラは、全部が映るので撮影者の映り込みが気になります。アプリで遠隔操作もできるのですが、普通のカメラで記念撮影する感覚でセルフタイマー使えたら楽なのになと思っていたので、一番最初に試したプラグインです。
スマホアプリを使わずTHETA V本体だけで済むのはお手軽です。
2. THETA V プラグイン | Long Video High Compression
こちらは動画の連続撮影時間を標準の最大25分を超えて撮影可能にするプラグインです。
プラグインの説明サイトを見ると、1時間以上の撮影もできるようです。
このプラグインはパートナー製ですが、公式が作らなそうなHack系のプラグインもあるのも面白さの一つです。
3. THETA V プラグイン | VR Media Connection BETA
こちらは、THETA Vで撮影した静止画・動画をVRヘッドセットから直接観ることができるプラグインですが。
詳しい使い方は、下のリンク先のプラグインの紹介ページで紹介されています。
まだベータ版ですが、アプリやパソコンなしでも使えるとなると手軽さになって使い道が増えそうです。
ぼくは、Oculus Goも持っているのでまだ試せてませんが、後日試して記事にしようと思います。
THETA V プラグインは、自分で開発・改変・公開できる
まだまだTHETA V プラグインの歴史は浅いので、痒いところに手が届かない部分もありますが、そんな時はじぶんで開発する選択肢もあります。
THETA V プラグインは、開発ツール(SDK、API、ドキュメント)が充実
THETA V プラグインは、リコーが提供している開発ツールが充実しています。
開発に欠かせないSDKやAPI、ドキュメントが揃っているデベロッパー向け公式サイトがこちらです。
リコーが日本メーカーなので、日本語ドキュメントも充実していますし、困った時はこちらの開発者向けの意見交換サイトでも活発にやりとりされているので、質問するのも良いでしょう。
THETA V プラグインは、GitHubからダウンロードできる
またTHETA V プラグインは、GitHubで公開されているものもあります。
例えば、公式ストアでも公開されいる「Wireless Live Streaming」もその一つです。
元のプラグインの足りない部分を追加するのにも、新しいプラグインを作る参考にもなるので、こういう生きた情報はありがたいです。
THETA V プラグインを作ったら、公式ストアで公開できる
そして、開発したプラグインは公式ストアで公開も可能です。
公式ストアで公開するには一定の品質以上のものに限られます。その審査を受けるためにパートナー申請を行う必要があります。登録はこちらからできます。
THETA V プラグイン はまだ発展途上
THETA V プラグインはまだまだ発展途上です。
ただ、次に発売予定のTHETA Z1もプラグインが共用できるので、さらに高スペックなハードを生かした面白いプラグインも期待できます。
THETA Z1に関する最新情報はこちらの記事をどうぞ。
標準機能で少し飽きてきているなら一度、プラグインストアをのぞいてみてください。
新しい表現が思い浮かぶかもしれませんよ。
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