Oculus Riftの推奨スペックを満たすおすすめのPCを紹介!

最近、話題のVRですがOculus RiftなどのハイエンドVRは、本体以外にもパソコンを準備する必要があります。

今回は、Oculus Riftを使うために必要なスペックとそれを満たすおすすめPCを紹介します。

HTC VIVE/VIVE Proとindows Mixed Reality/Mixed Reality Ultraを使うための推奨スペックについては、こちらの記事をどうぞ。

Oculus公式サイトの最小スペックと推奨スペック

最小スペック 推奨スペック
OS Windows 10
CPU Intel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200、FX4350以上 Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
メモリ 8GB以上
GPU NVIDIA GTX 1050Ti / AMD Radeon RX 470以上
(またはNVIDIA GTX 960 / AMD Radeon R9 290以上)
NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上上
(またはNVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上)
ビデオ出力 HDMI 1.3互換ビデオ出力
USBポート USB 3.0ポートx3、USB 2.0ポートx1

参照元:Oculus公式サイト

結構ハイスペックですね。PCゲームやるためのパソコンを持っている人は対応している人もいると思いますが、一般的なノートパソコンはまず対応していません。

なのでOculus Riftを使いたい!となると、合わせてPCも新しく購入することになります。

PCに詳しくない人にとっては、ただスペックを並べられてもよく分からないと思いますそれぞれのパーツがどういうものでどういう選択肢があるのか紹介してきます。

パソコンをこれから新規で購入するのであれば、推奨スペックに合わせて購入した方が、ストレスも少なく使えると思うので、そちらを基準に話を進めていきます。

Oculus Riftのコスパ重視な推奨スペックまとめ

CPU

今の主流になっているのが「Intel Core シリーズ」というCPUです。その中には「i3」「i5」「i7」という種類があり、「i3」はその中でも一番下に位置するCPUです。しかし、最近のCore i3のスペックは驚異的な進化を遂げています。

推奨スペックとして、Core i5-4590と同等またはそれ以上の性能のCPUを要求しています。

Core i5-4590の性能はベースクロック3.3GHz、ブーストクロック3.7GHz、4コア4スレッド、キャッシュ6MB。元々このCore i5-4590は第4世代Core i5の上から3番目に性能が良いCPUなので、それなりに性能が高いです。

ただ今はIntelのCPUは、第8世代まで出ているので実はワンランク下のCore i3でも同等性能が出せます。

例えば、Core i3-8100の性能はベースクロック3.6GHz、4コア4スレッド、キャッシュ6MBと、ほぼ推奨スペックのCore i5-4590と同等性能を確保できます。

1つ上のCore i3-8350Kの性能はベースクロック4.0GHz、4コア4スレッド、キャッシュ8MBと同等以上の性能ですが、それならCore i5-8400、Core i5-8500という1つ上のクラスのCPUのコスパがいいので、どうせ買うならそちらという選択肢もできてきます。

なので、ハイスペックマシンが必要なのは確かですが、必ずしもi5やi7の上位のCPUでなくても大丈夫そうです。

GPU

GPUは、VRの快適さ(フレームレート)に影響します。あまり低いと動くけど、カクカクするみたいな現象が起こります。

推奨スペックとして、NVIDIA GTX 1060以上と同等またはそれ以上の性能のGPUを要求しています。

これは、本格的なゲーミングPCに求められるスペックと同等です。

またGTX 1060は3GBと6GBのものがありますが、おすすめは6GBです。5000円差があるのですが、3GBだとVRAM容量に起因するフレームレートの急落のリスクがあります。6GBはそれがないので、安心を買う意味でもGTX 1060 6GBをおすすめします。

メモリ

推奨スペックとして、8GB以上の性能のメモリを要求しています。

これは他の用途でも、これ位は欲しいなぁというところです。

マザーボード

PCのベースとなる基盤のことです。

推奨スペックをみると、HDMI 1.3互換ビデオ出力とUSB 3.0ポートx3、USB 2.0ポートx1を満たしていれば良さそうです。USBポートは多めに必要なので、そこは注意しましょう。

また、自作をする場合はIntel Core シリーズの世代によって互換性がない場合もあるので注意しいましょう。特に最新の第8世代はそれまでのマザーボードと互換性がなくなったので、第8世代を使う場合はマザーボードも最新のものを使いましょう。

HDD・SSD

公式サイトのスペックでは特に書かれていないストレージ(HDD・SSD)ですが、特にこだわりがなければ「SSD」がおすすめです。

容量のコスパだけでみると、もちろんHDDの方がいいのですが、動作の軽さでみると、圧倒的にSSDです。

値段も数年前に比べれば、大幅に安くなりましたし、VRを快適にやるならSSDをおすすめします。

容量は120GB以上のもので、他の用途と併用する場合は、データ用にHDDを追加するのもありです。

Oculus Riftのコスパ重視の推奨スペックのおすすめPCを紹介

それでは、今まで紹介したスペックを元にコスパに定評のあるBTOメーカーの商品を比較してみたので、紹介したいと思います。

コスパ重視!i3-8100とGTX 1060(6GB)を搭載『マグネイト IT』

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i3-8100 (3.60GHz/4コア/6MBキャッシュ)
GPU NVIDIA GeForce GTX1060 6GB (2スロット使用/DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x3)
電源 DELTA 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE / GPS-500EB D)
メモリ 8GB DDR4 SDRAM(PC4-19200/4GBx2)(※オプション+5,680円(税抜))
SSD SSD 無し
ハードディスク/SSD 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
マザーボード インテル H310 チップセット マイクロATXマザーボード
PCI-Ex16 x1, PCI-Ex1 x2 / メモリスロット x2 / SATA3 x4 / M.2 x1 / COM x1
入出力ポート 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB 3.1 Gen1 x2
キーボード 日本語キーボード
マウス 光学式ホイールマウス ブラック
サイズ 190(幅)×420(奥行き)×360(高さ) mm
重量 約7.8Kg
持込修理保証 保証期間1年

Magnate IT(マグネイト IT)を詳しく見る

ドスパラですと、ゲーミングPCのガレリアシリーズが有名ですが、デスクトップPCもハイスペックで低価格なコスパのいい機種が揃っています。

メモリが4GBだったのでオプションで8GBにする必要がありますが、税込で10万円ちょっと。i5やi7を基本に考えるとこの値段にはおさまらないのですが、i3が選択肢に入ってきたことでこの価格で推奨スペックを満たすパソコンが変えます。

また標準だとSSDなしなので、そこもオプションで追加するとさらに快適になります。

ちょっと高いが将来を見据えて買いたい人向け『ガレリアDT』

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i5-8500 (3.00GHz-4.10GHz/6コア/9MBキャッシュ)
GPU NVIDIA GeForce GTX1060 6GB (2スロット使用/DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x3)
電源 DELTA 450W 静音電源 (80PLUS BRONZE / GPS-450EB E)
メモリ 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
SSD 240GB SSD
ハードディスク/SSD 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
カードリーダー SDカードリーダー[SD / Micro SD (SDXC対応)]付属
マザーボード インテル H310 チップセット マイクロATXマザーボード
PCI-Ex16 x1, PCI-Ex1 x2 / メモリスロット x2 / SATA3 x4 / M.2 x1 / COM x1
入出力ポート 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB 3.1 Gen1 x2
キーボード GALLERIA Gaming Keyboard
マウス GALLERIA レーザーマウス (3200dpi レーザーセンサー、8ボタン、有線)
サイズ 185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm
重量 約8.2Kg
持込修理保証 保証期間1年

GALLERIA DT(ガレリアDT)の詳細を見る

ゲーミングPCとして人気のあるガレリアDTです。

第8世代で進化したのは、Core i5も同じです。従来のCore i7同等の性能があります。またGTX1060(6GB)と組み合わせることで、フルHDゲーミングにおいても全く問題のないパフォーマンスを発揮するので、ハイエンドVR使う場合も安心感があります。

それでいて価格も10万前半とコストパフォーマスが良いので、 将来的にもっとハイエンドなVRが出てきたり、ゲームをやりたくなっても大体、この1台でまかなえます。

持ち運びをしたい人にはゲーミングノートPC『ガレリア GCF1060GF-E』

OS Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU インテル Core i7-8750H (2.20-4.10GHz/6コア/9MBキャッシュ)
グラフィック機能 NVIDIA GeForce GTX1060 6GB + インテル UHDグラフィックス630(Optimus対応)
メモリ 8GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
SSD 250GB SSD (M.2スロット / AHCI接続)
ハードディスク/SSD 1TB HDD(5400rpm)
光学ドライブ 光学ドライブ無し
カードリーダー SDカードリーダー (SDXC対応)
マザーボード モバイル インテル HM370 チップセット搭載マザーボード
メモリスロット x2
入出力ポート USB2.0 x1/ USB3.0 Type-A x2, Type-C x1
ディスプレイ 15.6インチ フルHD 液晶 (LEDバックライト / 1920×1080ドット表示)
バッテリー リチウムイオンバッテリー(約4.6時間)
キーボード 日本語キーボード
無線LAN Intel Wireless-AC 9560 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n)
WEBカメラ HD WEBカメラ
サイズ 360(幅)×245(奥行き)×27(高さ) mm(突起部含まず)
重量 約2.0kg(バッテリー含む)

GALLERIA(ガレリア) GCF1060GF-Eの詳細を見る

持ち出したい人のために、ゲーミングノートPCもあります。

第8世代のi7とGTX1060(6GB)を搭載しているので、性能的にはデスクトップPCをも上回ります。

気をつけたいのはUSBポートが足りないことです。ただ、USB3対応のUSBハブが使えるので、合わせて購入すれば大丈夫です。

ドスパラのパソコンばかりだけど、他のBTOショップや自作はどうなの?

今回は、ドスパラのパソコンを紹介しましたが、正直、他のBTOショップでもそんなに価格差はないです。

ただBTOショップは多少パーツの知識が必要であったり、トラブルに対処する機会がメーカーPCに比べると多かったりするので、総合点の高い大手のドスパラを紹介させてもらいました。

他のBTOショップや自作PCも気になる方向けの記事も書いたので良かったらどうぞ!

Macではやれないの?

現状、MacはOculus Riftには非対応です。ただHTC Viveは一部機種で対応するなどの動きがあるので、今後対応することがあるかもしれません。

またBootCampでWindowsを動作させれば、スペック的には条件を満たします。ただ、検証はできていないので自己責任でお願いします。

MacのハイエンドVRヘッドセットへの対応状況を詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ

まとめ

この記事では、Oculus Riftを使うために必要なスペックとそれを満たすおすすめPCを紹介しました。

本格的なゲームPCが必要ですが、使われてるパーツの役割と性能を知れば、10万円前後でも十分なスペックのパソコンが購入できます。参考にしてみてください。